模倣品に関する注意

正規のウェブサイトでは、ドメイン名と販売されるアイテムとの間に何らかの整合性が見られるのが通常です。

a. ランニングシューズの販売を謳うbestpizzaplace.comというドメイン名は、不正なウェブサイトである可能性が非常に高いです。
b. ブランド名、製品、ロゴなどの点からはスポーツシューズブランドの正規ウェブサイトのように見えるものの、ドメイン名に当該スポーツシューズのブランド名が含まれないウェブサイトは、正規のウェブサイトである可能性が低いです。
c. ドメイン名に超有名ブランドが含まれているにもかかわらず、複数の競合ブランドの販売を謳っているウェブサイトは、不正なウェブサイトである可能性が非常に高いです。
d. ウェブサイトで複数の競合ブランドを販売している。

不正なウェブサイトは、他のウェブサイトからテキストや画像を流用し、細部にまで注意を払わずに性急に構築される場合が多くあります。 利用規約、利用条件、会社概要を必ず確認し、ホームページに表示される可能性のあるドメイン名や企業名と、使用されている名称や電子メールアドレスを比較してください。

正規のウェブサイトでないことを示す指標は以下の通りです。

a. 企業名に別のブランド名が含まれている。
b. 企業名が全く記載されていない。
c. 連絡先が記載されていない。
d. gmail、yahoo、hotmailといった一般的なプロバイダの電子メールアドレスが記載されている。
e. ウェブサイトと整合性がないように見える電子メールアドレスが記載されている（ウェブサイトではBrand「A」を販売しているのに、電子メールアドレスは となっている contact@BrandB.com）。
f. ウェブサイトの他の部分とは異なる言語で利用規約が記載されている。
g. 文法の間違いやスペルミス、その他の言語表記に関する問題が顕著である。
h. 利用規約／利用条件／プライバシーに関する通知／会社概要を含む項目が存在しない。

誠実な企業であれば、オンラインでブランドを紹介する手法にコストを惜しまず、正規のディストリビュータに対して一定の基準を守るよう促します。 非常に質の悪いウェブサイトにおいて正規の商品が販売されている可能性は低いです。

不正の危険なサインとして以下の例があります。

a. ロゴのクオリティが低い。 オリジナルのロゴ画像を他のサイトからコピーして自社のサイトに転載しただけなので、ロゴのクオリティが低いです。 (形に違和感がある、画像の解像度が低い、色が褪せている）。 有名な公式ウェブサイトでのロゴの見え方を必ず確認・比較するようにしてください。
b. 販売アイテムの画像品質が低い（形に違和感がある、解像度が低い、色が褪せている）。
c. 1つのアイテムにつき1つの画像しか掲載されていない（複数アングルからの画像が表示されていない）。
d. 画像を拡大できない。
e. ウェブサイト上のソーシャルリンクをクリックした場合、ウェブサイトが提携しているSNSプロフィールにリダイレクトされず、SNSプラットフォームのホームページに移動する、同じウェブサイトにループバックする、または全く反応しない。
f. アイテムの名称が間違っている、または完全に記載されていない。 スポーツブランド「A」と表示されている画像の製品名が正しくない、または完全に記載されていないことがありますが、これは模倣品業者が情報に疎いか、ブランド保護サービスによる不正の検知を避ける目的があるかのいずれかになります。 製品名については、有名な公式ウェブサイトで必ず確認するようにしてください。
ｇ. 模倣品を公然と宣伝する（他ブランドのアイテムを含む）。模倣品を販売していることを公言する模倣品業者も存在します。 これらの商品は、間違いなく規格外の品質に該当します。 ウェブサイト上のすべてのブランドが模倣品として宣伝されているわけではない場合もありますが、当該のウェブサイトにおいて模倣品のほかに正規アイテムも販売されている可能性は極めて低くなります。

リーズナブルな価格と、過度な安価とを明確に区別することは不可能です。 各社とも独自の価格設定基準を有しており、その基準に基づいたアドバイスを行うことは可能です。 有名な公式ウェブサイトと比較して過度に安い価格は常に危険信号に該当する、というのが当社の通常のメッセージになります。 価格があまりに安すぎる場合、販売されている商品が模倣品であるか、購入者に製品が送付されない可能性が高くなります。