1986年 イタリア生まれ
来歴
アンドレア・ランフリは2015年に髄膜炎菌による敗血症を伴う急性髄膜炎に襲われ、両足(膝下二重切断)と7本の指を失います。
その出来事があるまでアンドレアは、トレッキング、クライミング、登山に没頭していたといい、入院中彼はいつかこれらのスポーツに復帰する日が来ると確信し語ります。「走りたいという強い衝動が沸き起こりました。そこには理屈も動機もない、純粋に本能的な衝動のみがありました。それは"運命 "と戦うための、また私を止めようとするバクテリアと戦うための私自身の挑戦でした」
そしてアンドレアは生まれ故郷の山の中で、たった一人でリハビリを始めます。彼はスポーツに復帰するにあたり、まずは陸上競技から始め、そして登山へと移行していきました。さらに支援資金のおかげで、彼はスポーツキャリアとアスリートとしての新しい人生を始めることができました。「2015年11月、再びアスリートになるという私の夢を叶えるためにイタリア中から大勢の人々が賛同してくれました。そんな皆様の助けを借りてトレーニングを始め、イタリア陸上パラリンピックチームの一員となり記録を塗り替え、ヨーロッパでメダルを獲得し、そしてロンドン世界大会では銀メダルを獲得、その他数え切れないほどの重要な実績をあげることができました!努力を惜しまずにいれば、皆様のご協力いただくことができ、一人ひとりが私に挑戦するチャンスを与えてくれたのです」
アンドレアは過去と未来の登山事業だけでなく、現実には人の限界というものは必ずしもその人が想定した通りではないということを示し、彼に会う人すべてに、現在の自分を作り上げたポジティブなエネルギーを伝えることにも力を注いでいます。
実績